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【2021年12月】2022年に注目すべき国内ブロックチェーン企業5選を紹介!

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2021年はNFTやメタバース、Web3.0などブロックチェーン関連の言葉が大きく注目を浴びました。

2021年を振り返ると、何といってもFacebookが社名を「Meta」に変更したのは記憶に新しいでしょう。1枚のデジタルアート作品が約75億円で落札されたり、エルサルバドルがビットコインを法定通貨にする表明をしたりと、世の中がとてつもないスピードで変化しています。

その大きな社会の変化を支えるのがブロックチェーン技術です。2022年はブロックチェーン技術によってさらに社会が変化していくことが予想できます。

2021年大きな変化のあったブロックチェーン領域ですが、年末ということで、本記事では2022年に注目すべき国内のブロックチェーン企業を7つ紹介していきたいと思います。(※国内には多くのブロックチェーン企業がありますが、今回紹介する企業は本メディア視点の独断で紹介させていただきますのであらかじめご了承ください。)

1. スタートバーン株式会社(Startbahn,inc.)

公式サイトはこちらから

スタートバーン株式会社 公式サイトより

つい先日話題になった、経済産業省のMFT実証実験と委託先企業が「アート×ブロックチェーン」という新たな領域に挑むスタートアップ、スタートバーン株式会社です。スタートバーン株式会社は、「世界中のアーティスト、そしてアートに関わる全ての人が必要とする仕組みを提供し、より豊かな世界を実現する」をミッションにアート×ブロックチェーンを軸に様々な事業を展開しています。

Startrail

Startbahn,inc.

スタートバーンのメイン事業は、「Statrail」です。アートの信用担保とさらなる発展を支える流通・評価のためのインフラとして、世界中のあらゆる主体が接続し、共に作品の来歴管理や規約遵守ができる環境を提供しています。

アート業界では、従来の証明書管理システムでは、情報の改ざんやコピー・偽造・紛失リスクが高く、それがマーケットの信頼を毀損する要因となっていて、作品の価値や評価に関わる二次流通に関わるプレイヤーは、信頼を担保するために作品の来歴調査や権利管理に膨大なコストを費やしています。その課題を解決するのが、「Startrail」です。

アート作品に対してStartrail登録証を発行することで、売買・贈与・展示・保管・修復されるたびに、その情報が自動で記録されるようになります。ブロックチェーンの耐改ざん性と透明性の高さにより、それらの情報の真正性が担保された状態で管理できるため、作品の正しい価値を守ることができます。また、Startrail登録証には、その作品の流通や取引に関するルールを自ら設定することができます。二次流通時に発生する利益を、作者本人が還元金として自動で獲得することも可能です。

Startbahn Cert.

Startbahn,inc.

「Startbahn Cert.」は、アート作品に関する情報や来歴を継続的に更新しつつ保全していけるブロックチェーン証明書。アート業界はデータの改ざんやコピー、偽造などが多い業界でした。その課題に対して改ざんが不可能なブロックチェーン技術を活用しています。

また、Startbahnは様々な法人や団体との共同事業を展開しています。

世界でも稀なアート領域でブロックチェーン技術を活用するスタートアップ企業のStartbahn。会社のメンバーもグローバルなメンバーが揃っていて、今後の展開がとても楽しみな会社です。

<関連動画>

#CONNECTV : コネクTV【仮想通貨 ブロックチェーン総合番組】より

<関連記事> 経済産業省が初のNFT実証実験へ

2. HashPort

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HashPort inc.より

HashPortは、「すべての資産をデジタル化する」をミッションに、暗号資産交換業向けウォレットシステム事業やNFTプラットフォーム事業、ブロックチェーンコンサルティング事業を行うスタートアップ企業です。

HashPalette

「Palette」は先日話題になった、前澤友作氏(ZOZO創業者)による世界初の宇宙からのNFT発行において採用されたNFT特化のブロックチェーンです。

また、今年前澤氏より4.8億円の資金調達を実施。同年7月には、パレットで利用できる暗号資産(仮想通貨)である”パレットトークン(Palette Token, PLT)”が、国内で初めてのIEO(Initial Exchange Offering)として、コインチェック社で販売が行われました。9.3億円の募集に対し、224.5億円超の応募が集まり、応募倍率は24.1倍を記録し、話題を集めました。

国内でのNFT注目度が今後も高まっていく中、その中心で活躍するHashPortはどのような仕掛けを作っていくのか楽しみです。

<関連動画>

#CONNECTV : コネクTV【仮想通貨 ブロックチェーン総合番組】より

<関連記事> 【世界初】前澤友作氏、宇宙からNFT作品を発行

3. 株式会社ビットキー

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株式会社ビットキーより

株式会社ビットキーは、「すべてをつなげるインフラを、共に打ち立てる。世界が本来持っている可能性を最大化する」をビジョンとし、ブロックチェーン技術を基盤としたスマートロックを提供している急成長スタートアップです。創業は2018年8月と創業してからまだ3年ほどの会社ですが、今年6月には32億円超の第三者割当増資を実施し、累計資金調達額が約90億円となりました。現在はプレシリーズBラウンド2ndが進行中です。

ビットキーでは、Home(暮らし)・Work(仕事/働く)・Experience(非日常体験)という3つの体験に対して事業を展開しています。

homehub(Home Domain)事業

homehub

homehubとは、人それぞれ快適な暮らしを送るために、暮らしとサービス/モノの間に存在する「分断」をなくし、新しいライフスタイルを実現させるためのコネクトプラットフォームです。

賃貸契約の管理、問い合わせ、各種新鮮、理事会・総会、マンション何の施設やジムの予約・決済。さらにクリーンニング、食品配送・家事代行などのサービスまで一つのアプリで管理できる入居者向けのプラットフォームを提供しています。また、デベロッパーや不動産管理会社向けに、DXや管理効率化サービスも提供。

workhub(Workspace Domain)事業

オフィス、コワーキング、工場、データセンサー、コールセンターなど様々な空間において、スマートロックによるNFCカードリーダー、自動ドアとの連携。ゲストを非対面で案内するデジタル受付や、顔認証ソリューションを提供しています。

exphub(Experience Domain)事業

ビットキーが今取り組んでいる非日常体験をデザインする事業。開発中ということで今後の展開を楽しみにしておきましょう。

出典:exphub

4. doublejump.tokyo inc.

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doublejump.tokyo inc.公式サイトより

今年の12月株式会社手塚プロダクション初の公式NFTプロジェクト「From Fragments of Tezuka Osamu」の第一弾「鉄腕アトム」のデジタルアートNFTが120ETH(約5300億円)で落札されたことはまだ記憶に新しいのではないでしょうか?

「鉄腕アトム」プロジェクトはdoublejump.tokyoが運営しているNFT支援サービス「NFTPLUS」を通じてプロデュースされました。

また、gumiより2億円の資金調達を行い、業界初のテレビCM放送を行ったり、「Coincheck」や「Deccuret」などの仮想通貨取引とのコラボなど事業拡大に積極的な姿勢を見せているのも魅力の一つです。

MyCryptoHeros

NFT支援事業の紹介から始まりましたが、doublejump.tokyoはブロックチェーンゲーム開発会社です。中でも「MyCryptoHeros」は取引高・取引量・DAUで世界1位を獲得したブロックチェーンゲームとして、国内のブロックチェーン業界を牽引するスタートアップです。尚、「MyCryptoGames」は現在も常にランキングトップを維持する世界No.1のブロックチェーンゲームです。

MyCryptoGames

ゲーム事業

MyCryptoGamesを筆頭に、「BRAVE FRONTIER HEROS」や2~4人でのリアルタイム対戦を楽しむことができるマインドカードゲームの「My Crypto Saga」など本格ブロックチェーンゲームを提供しています。

BRAVE FRONTIER HEROS

2022年、世界No.1ブロックチェーンゲーム企業がどのような攻め方をするのか、またTVCMはあるのか?楽しみにチェックしておきましょう。

5. Stake Technologies

公式サイトはこちらから

Stake Technologies

Stake Technologiesは、「Web3.0を実現する」というビジョンを掲げ、日本発のパブリックブロックチェーンであるPlasm Network(プラズムネットワーク)とShiden Network(紫電ネット ワーク)の開発をするスタートアップ企業です。

今年、Fenbushi Capitalをリード投資家にPolkadot共同創業者が設立したHypersphere Ventures、著名エンジェル投資家、Web3財団の助成金などから総額約 11億円の資金調達を実施。(調達後の運用益を含む開発資金として調達。参考:PR TIMES

出典:PRTIMES

Stake Technologies CEO 渡辺創太氏

グローバルに活躍する若手起業家、渡辺創太氏。今年はpolkdotの世界3位のプロジェクトにも選出されるなど、日本だけでなく世界でも大注目の起業家です。

Skyland Venturesの木下氏のYouTubeで先日、インタビュー動画が上がっていたので、そちらをご覧いただくと彼が何者なのか分かると思います。(とてもわかりやすく興味深い話ばかりでした。ありがとうございます。)

VC社長の起業しろチャンネル

世界で戦う若手起業家が2022年どのような活躍をしてくれるかとても楽しみですね。

まとめ

本記事では、CryptoBoxの独断と偏見で2022年注目すべきブロックチェーン企業5選を紹介させていただきました。この業界は、変化がとにかく早い業界なだけ2022年はさらに多くのブロックチェーン企業が出てくるでしょう。来年の締めくくりにまた注目の企業まとめをするのがとても楽しみです。これからもブロックチェーン業界の発展を期待しています。

この記事を書いた人
ポパイ
ポパイ
仮想通貨・Web3ブロガー
仮想通貨やNFTに夢中な副業サラリーマン。仮想通貨投資歴3年目。本業はスタートアップのBizdev。
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