ブロックチェーン

【DAO】DAOによってCEOはいらなくなるのか?

cryptobox

ブロックチェーンはDefi(分散型金融)やNFTという革新的に世の中を変化させている技術です。その中でもDAO(自律分散型組織)は働き方を根本から変化させていきます。管理者がいないDAOという組織とCEOとの関係について本記事で考えていきたいと思います。

そもそもCEOってどんな1日を過ごしているのか?

会社や組織によってCEOの仕事は様々ですが、ある研究で6カ国のメーカー(従業員数1,000人以上)のCEOの事務アシスタントにアンケートを実施した(参考:Quartz)。その結果、CEOは1日の大半をミーティングに費やしていることが判明。

参考:Quartz

DAOについて詳しく知る

DAOとの付き合い方

CEOがいない会社とはどうなるのでしょうか?ブロックチェーン技術によって、その組織のルールやガバナンスが自動化されている。それが今注目を集めている、分散型自律組織(DAO)です。DAOはものすごいスピードで世界の組織のあり方を変化させています。もし、CEOのいないDAOが広がるとどのような社会になるのでしょうか?それぞれメリットとデメリットを比較してみます。

メリット

  • 管理者や中間者がいない。あらゆるDAOは、組織の構成員が主体的に運営されます。スタートアップなどへの様々な投資において、銀行やジェネラルパートナーといった第三者機関を経由する必要がありません。
  • 情報や意思決定の透明性が確保されている。構成員すべてが組織のプロセス/意思決定に関与し、主張できます。

デメリット

  • 効率が悪い。管理者という立場の人が原則存在しないため、各種の決定には、コミュニティによる投票が必要となります。ただし、代表者を選ぶことができるシステムも存在しています。
  • トークンの価値が変動しやすい。組織に対する信頼が失われると、トークンの価値が急落し、組織がもっていた資金プールが無価値になる可能性も。インセンティブ構造の設計を誤ると、いたずらに投機家を惹きつけ、コミュニティの価値を下げてしまう可能性があります。
  • 権限が一元化される危険性も。とくに資金調達の初期段階において、「ガバナンストークン」が初期の資金提供者に集中しがち。結果、プロジェクト本来の目的が損なわれる可能性があります。

CEOの存在はいらなくなるのか?

結論、DAOの普及と共に、CEOはすぐにいなくなることはないでしょう。プロジェクトの戦略や経営は投票だけで処理するのは難しく、まだまだ上級管理職の人たちがやるべき仕事は大いにあります。とはいは、DAOという組織が今後出てくるのも予想できるでしょう。今後DAOという新しい組織体がどのような動きになるのか目が離せません。

この記事を書いた人
ポパイ
ポパイ
仮想通貨・Web3ブロガー
仮想通貨やNFTに夢中な副業サラリーマン。仮想通貨投資歴3年目。本業はスタートアップのBizdev。
記事URLをコピーしました