2021.11.14 2022.02.20

メタバースとは？FacebookやDisneyも本格参入のメタバースについて解説します！

cryptobox

最近、SNSやニュースで毎日のように話題になっているメタバース。

なんとなく仮想現実？マトリックスの世界？みたいなイメージは分かるものの、結局メタバースってなんなのか？具体的に何が凄いのか？どういう可能性があるのか？など分からないことだらけですよね。

なので、今回はメタバースの基礎知識やメタバースの未来について簡単に解説していきます。

そもそもメタバースとは何なのか？

Googleで「メタバースとは」と検索すると、これと言うしっかりとした定義は未だ出ていません。そのくらい最近の言葉です。

あえて、定義するのであれば、オンライン上に構築された3DCGの仮想空間です。

また、VCのMatthew Ballはメタバースを「モバイルインターネットの次にくるもの」であり、「人間の余暇、労働、存在全体のためのプラットフォーム」と表現しています。

メタバース空間の中で、ユーザーは、アバターをつくってその空間に入り込むことで、他のユーザーとのコミュニケーションをとったり、メタバース内のコンテンツで遊ぶことができます。

メタバースを用いたゲームで言うと、FortniteやMinecraft・どうぶつの森などが挙げられます。

パンデミックが加速させたメタバース

先ほど紹介したメタバースのゲーム、特に日本ではどうぶつの森がパンデミックの影響を受け急拡大しました。

パンデミックの影響で人々が、オンラインで過ごす時間が格段に増え、これまでとは違う仮想世界の体験を経験することになりました。

For example….起業家のBrian Swichkowさんは2020年11月に、仮想世界「Topia」で結婚式を挙げました。

https://www.youtube.com/watch?v=NjdBM72V-H4

リアルな式場には、家族などが参加しましたが、他のゲスト140人に対して、Topia上でオンラインライブ配信されました。

ビッグテック企業のメタバース覇権争い

最近は、FacebookとMicrosoftという世界的ビッグテック企業の2社がメタバース市場への参入を公言しています。

Facebook改め「Meta」メタバース企業への一歩

2021年7月、Facebook CEOであるマークザッカーバーグ氏は、同社社員に対して、バーチャルリアリティに大規模な投資をしているフェイスブックは近い将来「メタバース企業」になると語りました。

FacebookやInstagramといった既存のサービスの名前は変わることはありませんが、それらのサービスの上に「メタ」という会社があるという状態になります。

Microsoftはパワポとエクセルが使える仮想空間でメタバース参入

Microsoftが2022年にリリース予定なのが、「 Mesh for Microsoft Teams」です。

ビジネス向けのこのサービスですが、これからはビデオ会議の参加者は従来のWebカメラを利用した自分の映像に変わって、2D/3Dのアバターで参加することが可能になります。

そして、ユニークなのが、メタバース空間上でパワポやエクセルが使えるという点です。

ディズニーもメタバース参入へ CEOが発表

ディズニーCEOのチャペックCEOは4Q（第4四半期）決算説明会で方針を表明しました。

ディズニーは、1928年には短編作品「蒸気船ウィリー」ではいち早く音声アニメーションを実現したほか、2005年にはアップル社のアイフォンで初のダウンロードコンテンツの配信を開始。また、傘下企業のピクサーでもコンピューターアニメーションの最前線を走ってきたことを例に挙げました。

しかし、このような努力は「まだ序章に過ぎない」として、以下のように発言しました。

これまでの取り組みは、現実世界とデジタルな世界をより密接に結びつけ、独自のディズニー・メタバースを通じて境界のないストーリーテリングができるようになる時代への序章に過ぎない。

これまでの取り組みは、現実世界とデジタルな世界をより密接に結びつけ、独自のディズニー・メタバースを通じて境界のないストーリーテリングができるようになる時代への序章に過ぎない。我々は、ユーザーがどこにいても、弊社の製品やプラットフォームを通じて、ディスニーが提供するすべてを体験できる、唯一無二の消費者機会を創出していきたい。
ディズニーCEO チャペック氏

ディズニー社は10月末、Disney+（ディズニープラス）のリリース記念日を祝う独自のNFT（非代替性トークン）シリーズをローンチしていて、これからのディズニーの進化に注目が高まります。